看護マニュアル - 人工呼吸器:トラブル対応

人工呼吸器:トラブル対応

対応の流れ:アラームの種類の確認→消音ボタン押→原因検索→原因の除去→確認→観察・記録
  1. 原因すぐには確認できない時→用手的換気し応援を呼ぶ。
  2. 人工呼吸器をテスト肺に装着→正常作動なら→アラーム原因は患者側
  3. 原因検索→人工呼吸器側?患者側?で考える:DOPEアプローチ(い:位置の異常 き:気胸 つ:詰まった め:メカの異常)
・・・・・・・・・・・・・・・
Displacement(チューブ位置不適切)
・気管チューブ固定位置を確認する、1回換気量の変化を確認する
・胸郭の動きを見る(視診)
・呼吸音を聴取する(聴診)
気管チューブが抜けていれば、胸郭は上がらず呼吸音も消失する。気管チューブが入りすぎていると片肺挿管となる(気管支の構造上、右胸郭のみ上がり左胸郭の動きが悪くなり、呼吸音も消失する)

Obstruction(チューブ閉塞)
・吸引を行う
吸引カテーテルを気管チューブへ進める。屈曲・閉塞があればカテーテルを進めることができない。分泌物が貯留していればそれらが吸引され、分泌物を確認し、かつ同時に除去することができる

Pneumothorax(気胸)
・胸郭の動きを見る(視診)
・呼吸音を聴取する(聴診)
一般的に胸部X線検査で確認するが、低酸素血症、血圧低下が急に進行する場合、迅速に処置を行う必要がある

Equipment failure(機器装置不具合)
・ガスの流れに沿って回路確認を行う
直接手で回路を触りながら確認することにより、回路のリーク、ウォータートラップの緩みや破損、各部接続部の緩みや外れを発見することができる
・人工呼吸器本体を確認する
テスト肺にて作動すれば、機械本体の不具合は除外できる